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「日本を救う小泉元首相」 2014.01.17
 10月1日の講演会で小泉純一郎氏が、@原発運営の高すぎるコストA放射性廃棄物処分の気も遠くなる難しさB事故時の人体・自然への甚大な破滅力、を根拠に脱原発を主張しました。<浜岡原発停止要請>以来の胸のすく行動です。ほとんどの政治家が原発について曖昧な態度に終始するなか、小泉氏は何故キッパリと意見を述べられるのか、彼の性格が衆多の政治家とどのように異なるのか?興味を抱くのは私だけではないでしょう。
 1つの答えが、元衆議院議員の精神科医・水島広子著「国会議員を精神分析する」の中で、ある性格決定因子仮説に基づき示されています。その仮説は米国の精神科医・クロニンジャー氏に由来し、遺伝性の強い新奇性追求・損害回避・報酬依存・固執の4因子と、環境からの影響が強い自己志向・協調・自己超越の3因子、合わせて7因子の強弱によって大方の性格が分析できる、とするものです。
水島氏は小泉氏を、報酬依存性(社会的に報われたい、他者から誉められたい願望)がとても低く、自己超越性(現実を超越したものへの親和性)が極めて高い、と分析しています。すなわち小泉氏は、他者との馴れ合いを嫌い出世欲も低く、心の大部分が形而上世界を見ている(量子宇宙論さえ想起させるシベリウスの透徹した音楽への心酔も1証左)ので世間の評価を気にせず、自己を捨て大義のために仕事ができる人物、との結論です。
 原発に関する小泉氏の主張に私は全面的に賛成です。ところが経済界は、銀行から東電への継続融資の条件を“柏崎原発の再稼動”としています。経済界の論理と小泉氏の考え、どちらに共感されますか?

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